本日は映画『インセプション』について語らせていただきたいと思います。この映画は、何度も僕が頭を使って使って観た映画です。

 人の無意識、夢の中に侵入し、アイデア、情報を盗み出すことを職業とする産業スパイである主人公コブ。そんなコブの噂を聞きつけ、日本人企業家であるサイトウは人の頭の中にアイディアを植え付けるインセプションが可能であるかを提案する。インセプションはとんでもなく難しいミッションであるとコブは困惑する。しかしこの仕事を引き受けてくれれば、かつて愛した妻のモルを殺したという虚偽の殺人容疑を取り消し、子供たちが待つ家に帰れるようサイトウは権力を行使してくれるという。コブは愛する家族のために了解し、夢の中の迷宮を作り出す設計士、どんな人間にもなりすますことのできる偽造士、夢を安定させる強力な薬を調合する調合士などその道のスペシャリストたちをコブは集める。夢に侵入するまでに、計画を入念に立て、ミッション成功のため万全の準備をする。サイトウのライバル会社であるモーリス・フィッシャーが経営する企業を解体させるため、その息子であるロバートに父親の企業を引き継がせ、新しい道に進ませるというアイデアを植え付けることが今回のミッションの目的。

 そしてロバートをロサンゼルスまでの10時間のフライトに乗せ、最難関ミッションがはじまる・・・・

 

 映画序盤からとにかく頭をフル回転させないと、話の展開の速さに置いてけぼりにされます。(僕がそうでした・・・)

 監督のクリストファーノーランはこういったロジック要素の強い映画を作ることがお得意な監督であり、なおかつ大抵主人公が愛する人を失った自責の念にさいなまれているため、物語は暗いトーンのものが多いです。

 このインプションはその集大成的な作品になっています。この作品で面白い点は、夢の中が普通の街並みであり、その夢の持ち主なら夢の中を自在に操れます。まさに神様同然になれちゃうのです。また夢の中は三層に分かれており、下にもぐれば潜るほど、時間の流れが遅くなります。現実の5分が夢では1時間みたいな。そして夢の中では死ぬまで目が覚めることはありません。このようなあらゆる制約に加え、武装化した潜在意識が攻撃してくるため、コブ率いるチームはドタバタ、ドタバタ失敗の連続。ノーランは20年かけて脚本を温めてきたそうですが、いろんな部分で荒が見受けられるような感じがします。

 しかしながら、そんなことはどうでもいいのです! 僕はノーランが大好きだから。レオ様も大好きだから。夢に侵入するこのクールな世界観が大好きだから。

 ラストは、夢か現実かを僕たち観客に判断を催促させるものになっており、ここらへんがまさしくノーランっぽくていいのです。この映画は何度も見返すと、理解が深まるタイプの映画なので、2,3回は見ることをお勧めします。ちなみに僕は50回ぐらいは見ました。(えっ・・・・)

 何にせよ、今僕たちが生きているこの現実世界も果たしてリアルなものといえるのでしょうか。ひょっとすると誰かに操作された夢の中の世界なのかも・・・・と考え出すと少し怖くなってくるので、本日はここまでにさせていただきます。おやすみなさい。

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